バイリンガル育児

バイリンガル育児記録|2歳0ヶ月 “言葉のことで保育園から呼び出し”

2歳0ヶ月。

COVID-19の影響で4月入園が延期になり、6月からスタートした保育園生活。

通い始めて少し経った頃、先生から呼び出しを受けました。

先生
先生
コセくんの言葉のことで、少しお話がありまして。

来週お時間いただけますか?

「先生たちの指示がわからなかったり、お友達とのコミュニケーションも難しそうで…」

とも言われてしまい・・・

ついにこの時がきてしまった・・・!!!

英語で育児してることダメ出しされるのかな・・・

怖い・・・

夫に一人で行ってもらおうかな・・・

ぐるぐるとそんな考えが頭を巡りました。

通い始めてすぐ先生から「コセくんはおうちではほぼ英語なんですか?」と聞かれたことがあり、「半々くらいですかねぇ」とか答えたんですが、その聞かれ方に少し含みがあったのを思い出しました。

あれはこの布石だったのか・・・?

入園前面接

思い返せば入園前の面接で、バイリンガル育児については伝えることにしました。

しかし、よく保育や発達の専門の方には咎められたり止められたりすると聞いていたので

なんとか反対されない言い方はないものかと考え

「母親の私が、英語の方が気持ちを伝えやすいときがある」

という設定でいくことにしました。

どんだけビビリなんだか・・・

ああ聞かれたらこう答えよう、と毎日脳内シミュレーションをして臨んだ面接でしたが、とくにダメ出しなどをされるわけでもなく、息子の英語環境にも理解を示していただけたような感触がありました。

そして入園。数日間泣きはしたものの、今は楽しく通ってくれていると思っていたのですが・・・

🔻🔻保育園デビュー直後の毎日をまとめたYouTube動画です🔻🔻

よかったらご覧ください!

保育園送迎に使える語りかけフレーズもたくさん出てきます。

呼び出し面談前日

先生たちとの面談を控えた前日、夫が迎えに行くと息子が何やら夫に話しかけたそうです。

それに対して夫が”Oh, really?”と反応すると、

先生「コセくん、何て言ってるんですか?」

夫「あ、わかりません(笑)」

先生「・・・??」

夫「僕たちも息子が何を言ってるか基本わからないんですよ(笑)」

先生「えええ!これ英語じゃないんですか!?」

というやりとりがあったことを帰宅後、聞かされました。

夫曰く、「先生は俺たちがあの宇宙語を全部わかってると思ったらしい」。

なるほど、と思いました。

この頃の息子は宇宙語全盛期で、長いセンテンス(風の音声)をペラペラと話していたんです。多分本人としてはきちんと伝わっていると思っていたと思います。

(余談:義母に言われたのですが、夫が話し始めた頃は単語が少しずつ増えていった感じだったので、息子の言葉の発達の仕方はとても興味深かったそうです。英語の影響もあるのかなあ。)

たぶん、明日の面談も大丈夫だよ、と夫に言われ、少し安心しました。

面談当日

面談は保育時間後で大丈夫と言われたので夫と二人で迎えに行くと、息子がニコニコと迎えてくれ、保育室の中を案内してくれました。宇宙語で。

先生たちと向かい合って座ると

先生
先生
今回はコセくんの言葉のことで来ていただきました。

お忙しい中、ありがとうございます。

と言われ少し緊張しました。

先生からのお話を聞いてみると

  • 英語しか話さないし、指示もあまりわかっていないかも・・・
  • 家ではほぼ英語で話しているらしい・・・
  • でも保育園の言語は日本語だし・・・

このように思われて、息子に対してどういう風に接していったら良いのか、少し戸惑われていたようです。申し訳ないことをしました。

英語のように聞こえるものは私たちにもまだはっきり意味はわからないけれど、きっと言葉が出てきている最中なので、あたたかく見守っていただきたい、ということに加え、日本語も覚えていってもらいたいと考えていること、家庭だけでなく先生たちやお友達とのコミュニケーションの中でも伸びていったら嬉しいともお伝えしました。

まとめ

呼び出しはドキドキしましたが、話してみたら保育園で心地よく過ごせるようにと息子のことを考えてくれた先生たちの気持ちが伝わってきて、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

おうち英語をしていて、英語優位の状態で日本語環境の集団生活をスタートされる方は同じようなことに直面されるかもしれません。

今回思いましたが、コミュニケーションって大切ですね。私はバイリンガル育児を否定されるのが怖くて、逃げ腰だった自分の姿勢に気づかされました。

でも、話してみてお互いに理解しあえたら、とてもすっきりしました。

その後、先生たちがGood morning!やSee you tomorrow!など、英語でも声がけしてくださる場面もありますし、息子もどんどん日本語がわかってきたようです。

今までの息子との生活の中では起こらなかった問題だったので、最初は不安になりましたが

自分たちのバイリンガル育児を伝える良い練習になりましたし

色々な方が息子の成長に携わってくれていることに感謝もできた、良い機会になりました。

今後また何かあっても、バイリンガル育児をしていることを隠したり、卑屈になる必要はなく、わかってもらえる努力をしていくことが大事なのかもしれないな、と思えた出来事でした!

もし同じような経験をされた方や、不安な方は、いつでもご連絡ください!

何か力になれたら嬉しいです!

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